古材諭吉(フルザイユキチ)の『古材ノススメ』。(と材木の小話。)
失礼致しました😓明らかに福沢諭吉先生のパクリのタイトルでございます😓
…さてさて、その名の通りでありまして。本日は宮下建築の【古材】ノススメでございます😊実は実は宮下建築には色々な古材がございます。杉、桧、松、欅…色々な古材がございます。これらの古材、先代の棟梁が仕入れました。先代棟梁は、自然や木を愛し、木の魅力や価値を知り尽くした人だったのかもしれません…。
ではでは、ここで材木について、ちょいと小話をさせて下さい。
昔、日本では家を建てるのに100年程かけて大木に育った木々を切り出し→半年〜2,3年かけて自然乾燥させ→割れ、反り、曲がり、歪みを充分に出させて→それから家を建てたそうです。そうする事によって、木材や家屋の強度を増す事になるからです。更にその家屋に100年以上人が住みました。また、家を直したい時には更に古い木材(壊された家から出た古材)を用いて家屋を直したそうです。なんだかとてもロマンがありますねぇ😊✨『リサイクル』『リユース』なんて言葉が浸透する前から、日本ではこの様な文化があったんですね🙂
【AD材】上記のような自然乾燥された材料は、現在では『AD材』と呼ばれています。Air Dry(空気乾燥=自然乾燥)された材木という意味です。
【KD材】一方、現在では材木は人工乾燥された材木が主として流通しています。それらは『KD材』と呼ばれています。Kiln Dry(窯乾燥=人工乾燥)された材木という意味でありまして、乾燥期間は1〜2週間程度です🙂家を新築やリフフォームする時にも新しいKD材を使うのが主流です。
自然乾燥させた材木と、人工乾燥させた材木の違いは、簡単に言うと『粘り』が違うと言われています。自然乾燥した物は水分だけが飛んでいく。人工乾燥した物は水分と油分の両方が飛んでいってします。なのでいます。簡単に言うと=自然乾燥材木は人工乾燥材木より強い。という事ですね。
なんだか、ここまで読んだだけでも、『自然乾燥させた材木ってなんだか魅力的!』と思いませんか😊?
そんな魅力的な古材ですが、宮下建築には結構な数の古材があります。
『我が家にも古材を取り入れたい。』『古材を使いたい』とお思いの方。個人のお客様、設計事務所様、建築会社様、工務店様、問いません。是非是非心置きなくご一報ください😊ビビッとくる古材と出逢えるかもしれません😊